Topaz DeNoiseAI のノイズ除去性能は圧倒的。特に、ザラザラしたイメージデータを、それなりに普通っぽくしてしまうのがスゴい。
で、ちょっとやってみて、やってみたい事が2つ出来た。
1つ目は、RGB分解して、DeNoiseAI し、その結果を RGB合成したら、シャキシャキな写真になるんぢゃね?って件。
これはやってみたら、イマイチ。と、 DeNoiseAI すると淡い部分が消えて彩度が低下するって事も分かった。
この件は、DeNoiseAI した画像をモノクロ化し、元のカラー画像を RGB画像として、L+RGB合成する事で解決。
この手法だと、画質を劣化させず彩度も落とさずにディテールを強調できる効果が確認できた。
もう1つは、ザラザラしたタイムラプスを滑らかにできるんぢゃね?って件。
これは以前から気になってはいたものの、解決策が見いだせていなかった。有償版の Davici Resolve や Neat Video を使うと解決しそうだったけど、どちらもかなりいいお値段。
そこで、タイムラプスのネタにしてる ASI385MC で撮った Tiff を DeNoiseAI した後、タイムラプス化したらどうよ?って作戦。
元ネタはこんなイメージデータ
DeNoiseAI すると、こうなる。
これを使ってタイムラプス化してみたらどうよ?
SiriusComp のパラメタはこう設定した。
で、500枚処理して、処理前後のタイムラプス比較とバッチで DeNoiseAI を連続処理している様子を動画にしてみた。
タイムラプスの画質が結構向上したと思う。画素数の少ない ASI385MCに激安中華 Cマウントレンズ付けて Gain=300 で撮ってるので、結構ザラザラだったのが、一眼レフにそれなりの広角レンズを使ったくらいの感じには誤魔化せた気がする (^o^)
DeNoise AI を適用している様子の動画。後半ではタイムラプス用の処理。
動画を見て貰うと分かると思うけど、Auto-Update PreView を指定してても、自動的に再表示されない事があるようで、混乱する...
Auto-Update しないで、都度手動で再表示させた方がいいかも。
※ タイムラプスのネタ Tiff を 500 枚バッチ処理したら、DeNoise AI で "SAVE" ボタンがクリック出来なくなる事象発生。
色々調べてみたら、前回出力したフォルダを削除すると、その情報を覚えているようで、"SAVE" がクリックできなくなるのが発覚。
何もメッセージなどは表示されない。
Save をクリックしても、ガン無視状態になるので焦る。
Save 先のフォルダを覚えていて、それが削除されると、この不具合が発生する。
Save to Source Directry なんだから、処理元画像のあるフォルダに出力されればいいのに、前回出力フォルダに出力しようとしている(障害ですね)。
解消するには、Save to Source Directry を No にして出力先フォルダを指定し直せば Ok。
最近、絶賛ヒキモコリでネトゲ三昧な日々だったけど、あまりに快晴の新月期となると、これはやはり山へ行くしかないよね?ってんで、いつもの吉無田高原。
低空は空気が濁ってるけど、多分、黄砂。
花粉も飛んでるだろうし、コンビニとかで例のウィルスがくっつくのも嫌だったけど、マスクなんてどこにも無いので、花粉対策のスプレー(多分静電気防止効果なんだろう)を気休めでプシューとやって出撃。
基礎疾患のある高齢者だから、ちょっとだけ気を使ってる体で。
15cm ニュートンのファーストライトだッ!
コマコレに Baader MPCC MK3 を使って、2インチ延長筒付けて、この位置で無限遠。
ASI385 は USB を主鏡側に向けて付けて、どっちが北になるか確認してみた。結果、長辺が南北方向だったので、次回からは主鏡と 90度ズレた方向に設置する事にしよう。
シリウスを試写してみた。15cm F4 Newtonian, ASI385MC(Exp=8x10s, Gain=300,Temp=9)
画像をクリックすると拡大表示できると思うけど、その状態で見ると、見事な枝毛がクッキリ(横方向がヒドイ)。これは斜鏡マスクは必須ですなぁ...
で、分かり難いけど、 After の方は流行りの Topaz DeNoise AI してみた。
Horsehead Nebula, 15cm F4 Newtonian, ASI385MC(Exp=16x120s, Gain=300,Temp=9)
短時間でテキトーに撮ったのには、効くねぇ... DeNoiseAI。ノイズが消えて滑らかになって露出時間を数倍伸ばしたような質感になるのもいいけど、像がシャープになるのもいいねぇ。
ただ、微光星はノイズと思われて消されてしまうので、18等とかの彗星や超新星には向かないな。鑑賞用と割り切れば、面白いっすね、これ。
M81, 15cm F4 Newtonian, ASI385MC(Exp=14x60s, Gain=300,Temp=8)
たった14分の露出でこれはすごいね。赤ポチは厳しいけど、この像は 90~120分露出だと言ってもバレないと思う。
M97, 15cm F4 Newtonian, ASI385MC(Exp=16x120s, Gain=300,Temp=8)
フラットも撮ってないのに、こんな事になっちゃうって、どうよ?
試写だったので、これでいいけど、朝まで快晴だったろうから、えりありさんはもっと撮影したかったかも... でも、今夜は随分と進展があったようだから、ま、いっか~。
で、今回の所見。
1. 15cm ニュートン、やっぱし、マスク類は作るが吉。特に斜鏡の方は枝毛がヒドい。
2. バーティノフマスク、20cm用を発泡スチロールでちょっと誤魔化してみたけど、使いにくかったので、要改良。
3. お尻の迷光は気にならなかったけど、要対策。
4. ASI385MC だと、やっぱ画角がかな~り狭いので、彗星には、ちょっと厳しめかなぁ...
5. DeNoiseAI はホントに凄いねぇ~♪。80ドル払っておこう。試してみたい事案が2件発生。
6. 久しぶりの山は寒かったけど、カメラの温度は10℃近かった。やっぱ、春近しなんだろう。
マジメに露出したもの (36x180s) はどうなのか?を確認してみた。彩度が落ちちゃってるけど(これは、まだ調整が未熟だからだと思う)、格段にシャープさが増すと思う。
元ネタ
DeNoiseAI
この後、Jpeg を RGB分解してモノクロ化した後、 DeNoiseAI し、結果を RGB合成してみたけど、なんかイマイチだった。
もう少し習熟してからリトライしてみよう(これが事案1)
オリジナルを RGB分解後、DeNoise AI し、RGB合成したものはイマイチだったので、
Original を DeNoise AI し、モノクロ化したものを L画像、オリジナルをRGB画像として、L+RGB合成してみた。
現時点、これが最強な予感。
記事には関係ないけど、この曲に合うようなタイムラプスを撮ってみたい...
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