フォト
無料ブログはココログ

ASI294MC Pro

2021年2月 5日 (金)

冷却CMOSカメラ、謎トラブル

78016546_largev1612422006

PHD2のマルチスターガイドのテストの続きやってたんだけど、ディザリングしたテストしようとして、ASI294MCPを使おうとしたらトラブル発生。

まったく撮影できない。

 

・APTだとBUSYのまま。SharpCapだとDropする。ASICAPだと像が表示されない。

・3台のPC、3本のケーブルを交換するも事象変わらず。

・ASI294MCP, ASI533MCPは事象発生、再現率100%。ASI120MM, ASI385MCは正常に動作する。

・ZWO Camera Driver 再インストールするも変わらず。

・ASCOM接続しても変わらず。

・像は得られないが冷却は動作する。

・LEDは点灯している。

 

 

トラブってもいいように、カメラ2台体制にしたのに、同時に2台壊れるとか有り得る???

---> ゆっくりと再確認したら、トラブってるのは、ASI294MCPだけだったみたいです。夜中は狼狽して両方ダメだと勘違いしてたっぽい...

 

 

2021年1月25日 (月)

ステライメージ9 メトカーフ自動処理の件

ステライメージ9で彗星をメトカーフコンポジットしたら、必ず画像マッチングに失敗してたので、サポートに報告してた。

で、ASIカメラのデータが欲しいって事だったので送ってたのだけど、その回答が来た。

やはり障害との事。次回以降のアップデータで対応って事なので気長に待つが吉。とりあえず、ステライメージ8だと正常に処理されるので、大丈夫っちゃ大丈夫なんだけど。

ASIカメラのFitsでなければ正常に動作するみたいです(キャノンのサンプルデータは正常に処理できた)。

 

2_20201224045901_20210125164901

 

 

 

2020年12月25日 (金)

ステライメージ処理性能比較してみた #2

R0012382

アストロアーツ社から天体写真画像処理ソフトの新バージョン、ステライメージがリリースされました。
自動処理モードはかなり高速化されていたので、今度は詳細編集モードで比較してみました。
劇的に高速化された処理と変わっていない処理があるようです。


CPU負荷率をみると、ガリガリやってる処理と10%くらいの負荷でCPU遊んでる処理があるようです。


意外とメモリは食わないようで、誰かさんみたいに数百枚放り込むようなマネをしなければ、16GBでも大丈夫っぽいです。
大量に放り込んでメモリがスワッピングするようなら状況は変わりそうな気もします。

 

 

一部処理が50倍くらい速くなったようですが、ここまで変わるとなると、(システム開発をやってたニンゲンからすると)ぢゃ、今まで何やってたの?設計書とかソースとかちゃんとレビューしてたのかね?キミは?とチームリーダを詰問したくなっちゃうんだけど...

 

海外のフリーや安価で優秀なソフトがたくさん出てきている状況を鑑みるに、なかなか厳しい状況な気がするのは私だけ?

(色々とお世話になってるから応援したいんですよ、モチロン)

 

  List9

Si8_9_

ファイルをドラッグ&ドロップで取り込んだ時のCPU使用状況。SI9が明らかに軽い。

 

Si8_9__20201225162801

ダーク&フラット補正。これもSI9が明らかに軽い。

 

Si8_9__20201225160801

ホット&クールピクセル除去。劇的に速く、かつ処理負荷も軽い。

 

Si8_9__20201225161301

ディベイヤー~オートストレッチ。やや速くなった程度。

 

Si8_9__20201225161901

加算平均コンポジット。SI8はCPU使用率が低く長時間を要していたが、SI9では短時間高負荷で処理している。

 

Si8_9__20201225162401

加算平均(σクリップ)コンポジット。この処理はSI8, SI9でCPU使用状況は似ている。処理時間の差も誤差範囲なので、処理内容は同じと思われる。

 

 

 

 

 

2020年12月24日 (木)

ステライメージ処理性能比較してみた

Stlimg8 Stellaimage

ステライメージ9が届いた。

ので、さっそく処理性能を比較してみた。とりあえず、自動処理モードで。

 

 

彗星(C/2020 M3 ATLAS)のデータなので、メトカーフコンポジットしてみたけど、SI8ではうまく出来るのに、SI9では画像マッチングに失敗してしまったので、普通にコンポジットしてみた。

SI8でもたまに失敗することはあったけど、SI8で正常に処理できたデータがSI9で失敗したので、何か設定が足りない部分があるのかも知れない。

同じパソコンで処理して、ステラナビゲータ10, 11 もインストールしてある環境。

 

Photo_20201224044301

他の彗星データでも試してみたけど、やっぱり失敗するなぁ...

 

Si9__

画像マッチングに失敗した後、詳細モードに移ってメトカーフコンポジットのパラメタを確認すると正常に処理されていた。

 

公式ガイドブックを参照したいけど、「画像マッチング」がどこに記載されているのか分からない。

 

2_20201224045901

公式ガイドブックの p.162~を参照してパラメタを合わせてみたが、結果は同じ。

ステラナビゲータを2つインストールしてある環境だけど、メトカーフコンポジットのパラメタはうまく設定されているし、SI8で同じ処理をすると画像マッチングは成功する。

ううう~~ん?

 

ググったら、こちらの記事を見つけた。

天体写真ナビ「天体自動メトカーフコンポジットで画像マッチングに失敗するエラー原因と解決法」

周期彗星のデータが未来日になっていると失敗するとの事。ええええええー

ステラナビゲータ11で最新データを削除して再処理--->やはり失敗

ステラナビゲータ10も最新データを削除して再処理--->やはり失敗

ステラナビゲータ10をアンインストールしようかと思ったけど、そうすると追加星表データをアンインストールしろと言われる。ええええええー、ステラナビゲータ11で使ってるし、アレのインストール、かなり面倒なんだけどなぁ...

 

で、前述の記事、RAW現像したデータを使えばうまくいくとの記載もある。

 

3_20201224052001

詳細モードでディベイヤーしたFitsをライト画像に指定してやってみた--->やはり失敗

ううう~~ん

 


【追記】16:45

SN11, SN10が共存している環境だったので、SN10をアンインストール--->やはり失敗

 

明るい彗星だと恒星と誤認しているかな?と思って、暗い彗星でテスト--->やはり失敗

 

9.0a アップデータを適用--->やはり失敗

 

4

メトカーフで失敗したデータや設定のままで、処理を通常に変更--->成功

メトカーフコンポジットの時だけ位置合わせ失敗が発生している

 

5

明るい彗星のデータでも処理:通常なら処理成功する

 

6

処理:明比較でも成功する。

 

9

メトカーフの設定は、コレ。15cmF4なので 600mm。今度はカメラ=ASI533MCで確認。

 

10

メトカーフだとやはり失敗。

 

11

別のノートPCでもやってみたけど、やはり同じ...

 

 

2020年12月13日 (日)

新しいタイムラプス用カメラ

新しいタイムラプス用カメラなんだけど、カメラ自体はこれまで使ってた ASI294MCP。

数回、タイムラプスに使ってみて、まぁ、まずまず。

 

 

 

 

 

で、これを撮影した構成からちょっと変えて、こうしてみた。

 

R0012342 R0012341

変更点はニコンアダプタ。これまでは絞り調整できるニコン・フォーサーズアダプタとフォーサーズ・M42アダプタを組み合わせてたけど(マニュアルで絞りが調整できないレンズ対応で)、そこをフィルタードロワー付きニコンアダプタにしてみた。

 

202012120259_3capture_00002

風景の試写結果はコレ。ここでは、 LPR-N フィルター使ってみた。

 

Lprn_graph

感覚的には、LPS-V4 とか QBPF よりエグさ抑えめな感じなのでタイムラプスは良さそうな気がする。どのくらい効果あるかは実写してみないと、なんともだけど。

最近、水銀やナトリウムの輝線がどのくらいあるのか不明だしね(田舎もLEDだらけだ)。

 

 


で、12/12、実写してみた... んだけど、ふたご座流星群、極大前日なのに1つも写ってなかったので動画にする気が失せてしまったので、タイムラプスは無しです (-_-;

 

Output_comp_20201213055101

明比較したら、日周運動が分かりやすい(北極星もちょっと動く)写真にはなったけどね。

 

M81_20201212

彗星をいくつか撮って、最後は M81。5*120sec と 32*90sec 撮ったけど、両方を混ぜたらザラザラ感が増したので、 32*90secのみ。Haドーピングなし(さらに2時間撮影しなきゃならなくなるので諦めた)。

15cmF4 に ASI533 でちょうどいい感じの画角になるのを確認できただけ...

 

 

 

2020年12月10日 (木)

隈部氏館跡

前回、鞠智城でオリオン座が昇ってくる方向を撮ってたら車のライトが入り込んで厳しかったので、約10kmほど、山奥の隈部氏館跡で撮影してみました。

 

 

ここは、東側はとても暗い場所でした。東側は、竜門ダムで、その25km先は南小国町、さらにヒゴタイ公園方向なので、光害はほぼありません。

北は福岡市、久留米市の光が少しありますが暗いです。西側も暗いのですが、南は熊本市なので、吉無田高原と同じように45度くらいまでは全然ダメです。

 

New1_1280 Output_comp_1280_20201210033201

トイレは綺麗です。ストリートビューでは自販機がありそうでしたが、実際にはありませんでした。

近くに民家はありません。横の道は車はまったく通りませんでした。

 

 

 

シムリングであーだこーだする

最近、ASI294MCPに広角レンズ付けてタイムラプスしてみてるんだけど、問題があって

 

R0012331

こうなってしまう。

何が問題かってゆーと、

 

202012090252_7capture_00002

こんな風にレンズフードでケラれてしまう。CMOSの方向とレンズフードの花形があってないってこと。カメラの上下方向にフードの長い部分が来なきゃいけない。

 

R0012332

手元にあった、厚め、薄めを組み合わせて色々やってみたけど、どうもうまくいかない。

 

202012090255_6capture_00002

上の状態だと、かなり改善してるけど、右上が少しケラれてる。

 

R0012333

しょうがないのでノートを切ってシムリング作ってみた。けど、これでもダメ...

 

R0012334

パーマセルテープ2段重ねで、いい位置になったので、とりあえずコレで。来週くらいに、アダプタを変更する予定なので、その時、キチンと調整しよう。

 

 

2020年12月 9日 (水)

これは何ですか?

R0012327

これは何ですか?

 

ハードクリアケース。マスクを収納して持ち運ぶようなアピールしてるけど、もちろん、そんな事しない。

 

R0012328

例のすごく気にいった ZWO のフィルタードロワー付きカメラレンズアダプタのフィルタードロワーを外して収納すると

 

R0012329

ぴったりフタができる。多少大きいので、中でガタガタ動いてしまうから、なにかゴミの出にくい素材を一緒に入れておこうかと思ってる。

 

R0012330

クラフトシートを細く切っていれてみた。軽く押さえる感じになってガタつかなくていい感じ。

 

フィルタードロワー付きカメラレンズアダプタには、フィルターホルダーが一つ付いてるけど、ホルダーだけ別に購入もできる。

Filetrholder

こいつに、別のフィルターを付けて、このハードクリアケースに入れておけば、暗い中でフィルター交換しなくて済む。

 

 

このフィルター買ってみた。

で、先日の NGC925 はこれも使ってみたんだよね。

 

Ngc925last_20201208170601

ASI533MC Pro のファーストライトだけど、QBPFで 32*120sec 露出したものと、 Haで 8*300sec をブレンドしてある。

 

Ngc925qb_rgbcrop

QBPFがこんな感じで、

 

Ngc925hacrop

Ha がこんな感じ。露出全然足りてないけど、多少は効果あったみたい。あんまりガッツリとドーピングするよりいいかも?

 

 

Photo_20201208174901

やりたいことが出来たので、物欲は減ったけど、体重が増加傾向だ。ヤヴァイ...

 

 

2020年12月 7日 (月)

冷却CMOSカメラで星空タイムラプス

ASI533MCPリベンジの時、ASI294MCP使ってタイムラプスしてみた。

 

Output_compcrop

レンズは、フォーサーズアダプタを介してニコンアダプタを使った。

ってのも、

 

 

このタイプのアダプタを使えば、絞りが調整できる。レンズ側で絞りが調整できるやつはいいんだけど、そうでないと一番絞り込まれた状態になってしまうので、タイムラプスには具合が悪い。

レンズの突起をパーマセルで固定しちゃうって手もあるけど。

R0012273_20201207074101

フィルタを使いたい時は、こうやって無理やり開放するしかないけど、タイムラプスにフィルター使わないので、前述のアダプタを使った(昔、ASI1600で使ってたヤツ)。

 

 

一眼レフだと、シャッターを切り続けるのに、

 

みんな大好きシャッターリモコン使うけど、こいつ撮影後1秒のインターバルが入る。カメラ側でタイムラプス設定も出来るんだけど、その時も1秒インターバルなんだよね。

 

SharpCapでキャプチャするとインターバルは、すごく短い。インターバル1秒の間に流星がががが... なんて事案を避ける事ができちゃうのだ(そんな奇遇にあったことないけど)。

 

はじめ、昇ってくるオリオン座を撮ろうとしてたら、わんさか車が来るので諦めて西側にした。

以前はライトアップ 21時で終わってたと思ってたんだけど、22時過ぎまで点灯してたよ... うう~~ん?

 

 

 

2020年12月 6日 (日)

ASI533 ファーストライトに失敗する

Hayabusa_1600

ASI533MC Pro のファーストライトと、ASI294MC Pro に 50mmレンズ付けてナノトラッカー運用するのをベランダより、もちょっとマシな場所でやってみるって2事案に対応するために、久しぶりに鞠智城行ってきた。

鞠智城は、あまり暗くないけど、あまり山ではないので、冷え方もヌルくてパトラッシュを招聘する事もなく、つつがなくテストできた。

 

で、ASI533のテストだけど、最初の写真がその結果を物語っている。大失敗。

何が大失敗って、ASI533 は約3000x3000画素なんだけど、なぜか 1930x1090。なんか見覚えなるなぁ...と思ってたら、これASI385の画素数。

え!?ASI533で撮影するツモリがASI385使ってたの?バッカじぇえ~! と、思ったそこのアナタ! チッチッチッ、そんな単純ミスではないのだよ、これ。

画素数はASI385だけど、これ撮影した時にはASI385は取り外してトランク内に収納済。で、写ってる対象もASI533で狙ってる場所。

どゆこと?

 

なんかね、ASI533をASI385とAPTが誤認して勝手にROIしたような感じになっちゃったっぽい。確かにパソコンの画面には横長に表示されてたけど、正方形の上下を切って表示してるんだろうなぁと思い込んでたら、そうぢゃなかったって事らしい。

 

事情が面倒なんだけど

Dsc_0251

こんな感じで、AVXに15cmF4積んでASI533付けて、その横にナノトラッカー置いたんだけど、極軸合わせ用にASI385がナノトラッカーに直結してある状態だったんだよね。

で、北極星が見えるくらいになったので、SharpCapでASI385使って北極星を中心に調整。

2020_12_05_17_58_47

こんな感じで極軸合ったので、SharpCap終了。

 

で、その後、フラット撮るので、APT上げたら、ASI385が自動接続されちゃったので、DisconnectしてASI Camera の#2を選択。ASI533と表示されて冷却も出来たのでOkと思ってたら、この時、どうも、ASI385の画素数のままになってたらしい(推測)。

 

同時にたくさんのカメラ使っちゃイカンって戒めだったのかも知れない...

 

ASI533だけど ROIされちゃってるので、ダークが合わないっつ~惨事... なので最初の写真は赤ブチが点在しちゃってる (-_-;

 

彗星をいくつか撮ったけど、こんな事になっちゃったので、画像処理する気が失せてしまった... (-_-;

 

Cas_1600

ナノトラッカーの方だけど、ASI294に50mmレンズ付けて、32*90sec.でいくつか試写。これはカシオペア座付近。星が多すぎて二重星団が目立たないっつ~。

こんな広い空を(タイムラプス以外で)撮った記憶がないので新鮮。周辺像はアレだけど、まぁ、ヨシとしよう。

 

Syg2_1600

はくちょう座付近。左側は低空の光害でカブってたけど、無理やり誤魔化した(誤魔化しきれず)。

 

Per_1600

ペルセウス座付近。主砲で彗星撮りながら放置プレイでいいので、色々と撮ってみよう。15cmF4くらいだと、この手の星雲、はみ出しちゃうから、ほとんど撮った事ないんだよね。

 

 

Dsc_0246

と、鞠智城から車で15分くらい山へ入った隈部氏館跡ってところへロケハンしてきた。

 

Dsc_0249 Dsc_0248 Dsc_0245

近くに民家だか倉庫だかが1つあったけど、それ以外な何もないし、横の道、車が通る事はほとんど無さそうなので、かなり暗いと思う。

きれいなトレイあり。自販機なし。

北と東が特に暗そうなんだけど、そっち側は山なので、20度くらいから上しか見えない。タイムラプス向きだけど、低空は撮れない。西も暗そう。南は熊本市があるから吉無田の西ほどではないにしても、かなり明るいはず。

 

結構な山へ登っているので寒そう。と、夜は動物のホームでニンゲンはアウェイ感を味わう事になりそうな気がする。

 

 

 


<追記;ってか、別の記事に追記しちゃってたので移動>

気になったので、確認してみた。

 

Photo_20201206082701

APTでキャプチャ中は、正方形に見えるのが正しい。なので、画面にフィットさせて上下をクロップするなんて変な事は起きない。

→正方形でなかったら、勝手にROIされちゃってると思われる。

 

Si8

SI8で fitsを取り込んでみたけど、当たり前に正方形。

ってか、風景を試写した時に正方形だったよね... 山だと正常な判断が出来なくなるんだなぁ...と痛感。

 

 

より以前の記事一覧